分厚いグローブと薄いグローブ
格闘技用のグローブには、ボクシングなどの分厚いグローブと、総合用の薄いグローブに分けられます。
ボクシングなどは相手を「握る」行為がないので手をすっぽりと覆い、分厚めのグローブ、総合は関節技などで相手を握る行為があるので、指が出て薄めのグローブです。
相手をつかむ・握ると言う行為の有無による違いですが、パンチ自体の効果も違ってきます。分厚いグローブで殴られると、主に脳に衝撃が伝わり、気付かない間にだんだんとダメージが蓄積されます。一方、薄いグローブは殴られる部位の表面に直接ダメージが与えられます。
また、殴る方の観点でも違いがあり、分厚いグローブの方が拳が保護されます。一方薄いグローブは拳をいためやすいです。全身の力でパンチを出すのに、当たる部分は主に中指付け根の関節の骨なんです。理屈から言うととても耐えられるもんではありませんね。