筋トレと有酸素運動
筋トレと有酸素運動はどちらもするべきか
「カワムラさん、筋トレと有酸素運動、どちらもするべきでしょうか?」
筋トレを長年やっていると、良くこんな質問が出ます。
答えは、賛否両論あり、人によって意見が異なります。
「有酸素運動は、脂肪燃焼で筋肉のカットを出すために、やった方が良い。」
逆に、
「有酸素運動をすると、体がカタボリック状態になって筋肉が落ちてしまうので、やらない方が良い。」
「有酸素運動をする暇があるなら、その分、筋トをやる。」
いろいろ意見はあるようですが、多くの意見をまとめると、有酸素運動は、やる方が良いと言うのが私の見解です。
脂肪燃焼して筋肉のカットを出した方が良いですし、体力も付きますし、良いことの方が多いです。
カタボリックになりやすいなどのデメリットもありますが、次の2つの点に注意することで、そのデメリットを最小限に止めることができます。
・筋トレをやった上で、まだ時間があるなら、有酸素運動をする
・有酸素運動の時間は、20~30分以内を目安にする
筋トレの時間を削ってまで有酸素運動をする必要はありません。まず最重要の筋トレを行い、その上で、時間があればその時間を有酸素運動に使う、と言うことです。
また、長時間の有酸素運動は、筋肉のカタボリック状態が長く続くことになるので、程よい時間に収めるのが良いです。
筋トレと有酸素運動の順番
「カワムラさん、筋トレと有酸素運動、どちらを先にするべきでしょうか?」
これもよく質問されます。
これも、答えが分かれます。それは、目的により、答えが分かれます。
筋トレのウォーミングアップを重視するなら、有酸素運動が先です。ジョギングやエアロバイクなどの有酸素運動で、体が温まり、筋トレの質が上がります。
逆に、筋肉のカットを出したくて、脂肪燃焼を重視するなら、筋トレが先です。筋トレにより体内のグリコーゲンが枯渇し、体脂肪がエネルギーとして使われやすい状態になっています。このタイミングで有酸素運動を行うことで、体脂肪が燃焼しやすくなります。
自分の目的によって、使い分けましょう。