腕立て伏せ
格闘技において、押す力は重要と説明しました。
この力を付ける方法としてベンチプレスを紹介しましたが、器具なしでも「腕立て伏せ」で近い効果が得られます。
これは、以下のように行います。
1. うつ伏せに寝て、両手両足で体を持ち上げる。両手両足の幅は、肩幅よりやや広く。これが準備体勢。
2. 体全体をゆっくり沈み込むようにして、両腕を曲げる。お腹や胸が床にギリギリ付かない程度、両肘が直角になるまで沈み込む。このとき、胸の筋肉が伸びていることを意識する。
3. 両腕で床を押すイメージで、同じ軌道でゆっくりと体を元の位置まで戻す。
4. 2~3を10回3セット行う。
*呼吸は、上げるときに吐き、下げるときに吸う。
横から
頭から
これが「押す力」です。
胸の筋肉(大胸筋)と、そして腕の筋肉に効いていることを意識しながら実践して下さい。
効果的となるポイントは、
・胸の筋肉が伸びていることを意識する
・上げ下げはゆっくりと
です。
重力にまかせてラクに下ろすのではなく、しっかりと重みを感じながらゆっくり下ろすことで効果が増します。