トライセプスプッシュアウェイ(Triceps pushaway)
太く逞しい腕はみんなの憧れの的。アームカールで力こぶを作ると同時に、穴場の裏側の筋肉も合わせてつけましょう。両側から攻めることで、太い腕を作る近道になります!
この力こぶの裏側の筋肉を付ける方法として「トライセプスプッシュアウェイ」があります。これは、腕の力こぶの反対側の筋肉を鍛える筋トレで、以下のように行います。
右腕の場合、
1. 右手にダンベルを持ち、左手左ひざをベンチに置く。左手・左ひざ・右足の3点で均等に体重をかける。ダンベルを持った右手はだらんとたらしたまま(写真1)。
2. 右肩をすくめるようにして肩だけでダンベルを引き上げる(写真2)。
3. 右ひじを天井にまっすぐ上げる感じで、ダンベルをゆっくり持ち上げる(写真3)。
4. 右ひじの場所を固定したまま、前腕(肘から先)だけを使ってダンベルを後方上部に持ち上げる。このとき効いているのは力こぶの反対側の筋肉。上げきったところで一瞬止める。(写真4)。
5. 逆の軌道(写真4→3→2→1)の順でダンベルをゆっくり戻す。
6. 2~5を10回3セットする。
要は、肘を支点として前腕部だけを上げ下げするイメージです。
*呼吸は、上げるときに吐き、下げるときに吸う。
力こぶの反対側の筋肉に効いていることを意識しながら実践して下さい。
左腕は、左右正反対となるだけです。筋肉のバランスのためにもきちんと左右行いましょう。
効果的となるポイントは、
・肘から先の前腕だけを動かす。
・上げ下げはゆっくりと。
です。
肘から先の前腕だけを動かすことできちんと目的の、力こぶの反対側の筋肉だけを鍛えられます。
また、上げ下げを「ゆっくり」行うことにより、上腕筋への刺激が効果的となります。特に下ろすときは重力にまかせてラクに下ろすのではなく、しっかりと重みを感じながらゆっくり下ろして下さい。