総合格闘技道場ではこんな練習をする。ブラジリアン柔術編。
目次
総合格闘技道場ではだいたいブラジリアン柔術も教えています。私が通っている道場もそうです。週の半分が修斗、残りの半分がブラジリアン柔術のクラスになっています。
今回はブラジリアン柔術クラスの練習紹介です。全体の大まかな流れは総合の組技クラスとほとんど同じです。初めの1時間でテクニック、後半2時間がフリースパーリングの合計3時間です。
打ち込み
まずは打ち込みです。タックル、腕十字、三角など基本的な技の打ち込みを2人1組でやります。数ラウンド。準備運動代わりにもなります。
テクニック
指導員が技を教えてくれます。指導員が適当な会員さんを1人相手にして技のかけ方を説明してくれて、みんなでそれを見て覚えます。ここではブラジリアン柔術ならではの、柔術着を使ってかける技が出ます。相手の襟を掴んでの締め技とか、相手の足のすそを掴んでのパスガードなどです。柔術着は柔道着のようなものです。
だいたいその日のテーマが決まっていて、今日はタックルの入り方4パターンとか、腕十字のかけ方を3パターンなどです。1パターンずつ、説明のあとにそれぞれ2人1組になって、反復練習して体で覚えます。その間指導員が見てくれてて、できていない人や質問のある人に対応してくれます。これが数パターン繰り返されます。
フリースパーリング
ここからは自由です。タイマーが回り続けて、それに合わせてスパーリングを繰り返します。相手は空いてそうな人に適当に「次お願いします」などと声をかけて決めます。
ブラジリアン柔術の日ではありますが、柔術着なしの総合スパーでも全然OKです。柔術着ありの人となしの人がスパーリングすることも少なくありません。
閉め
みんなで輪になって黙想した後、指導員の話を聞いて、礼をして、掃除をして終わりです。
その後は自由で、帰る人もいれば、残って練習を続ける人もいます。この前テレビで見たあの技はどうするとか、この前の試合で見たあの締め技はどうなってるのとか、いろいろ技の研究タイムにもなります。
特にブラジリアン柔術は柔術着がある分、総合の組技よりも技のパターンが多いです。例えばガードポジションで下からの締め技で、柔術着がなければ三角がフットチョークくらいですが、柔術着があればそれプラス相手の襟を利用した締め技もあります。
みんな好きな時間に来て、好きな時間に帰れます。仕事で遅れて途中から参加とか、明日朝早いから途中で帰るとか、全然OKです。比較的、上級者は少し遅れてフリースパーリングの時間から来る人が
多いです。